日時: 2010/01/xx
区間: 伊良部島•下地島一周
距離:36.4km
実走行時間: 約6時間00分
平均速度: 不明
経路: (沖縄)県道204/同252ほか
※ この記事は2010年に別のブログサイトで投稿した記事のリマスター版であり、事後的に情報を追記しています。
■ ルート概要
※ 当時とは道路形状が変わっている場合もあるため、あくまで参考として。
高校2年生の夏に鹿児島から東京まで約1,800kmを走ったのち、気づけば1年近くも自転車と疎遠な生活。卒業旅行で沖縄•宮古島を訪れた際、久しぶりに走ってみた。ただ、今回は同級生4人との旅行ゆえ、さすがに宮古島一周(約160km)は無理があるんじゃないかということで、選んだのは隣にある伊良部島。
那覇空港から宮古空港へ到着したのち宿に荷物を置いてから市街地に戻り、正午前にレンタルバイク店で自転車を借受け出発。異様に鮮やかな黄緑色の自転車は「tokyobike」というブランドのクロスバイクらしい。何だかんだでフラットバーの自転車に乗るのは久しぶり。
(借り受けた自転車についてはこちら)
平良港までは自転車で5分ほどで、そこからフェリーに乗り一路伊良部島へ。当時はまだ伊良部大橋が架橋されておらず、宮古島と伊良部島の往来はフェリー、もしくは高速船しかなかった。

平良港/沖縄だが「tokyo bike」
宮古島•平良港から伊良部島•佐良浜港までの所要時間は約25分。この日は割と波が高かったのか、そこそこの揺れ。後発の高速船に追われつつ、ほぼ同着で佐良浜港に到着。先に車が下船して、そのあと12時45分にスタート。
今回は佐良浜港から反時計回りの経路で進むが、港を出ると1kmも走らないうちに上り坂。割と勾配は急だが、幸い長い距離は続かずに頂上に到達。そこから先は暫く緩やかなアップダウンが続く。
10分弱走ると、進行方向右手奥の方に鳥のような姿が見えた気がしてUターン。ここは「フナウサギバナタ」なる場所で、かつては島を離れる者を見送る場所だったのだそう。2010年当時は毎年島へ渡来する渡り鳥の「サシバ」型の展望台が置かれていたが、老朽化に伴って取り壊され、後年にはただの展望台になってしまった。宮古島周辺の島は珊瑚礁の影響で遠浅の海。断崖絶壁から下を覗き込むと、びっくりするほど青い海が広がっている。


島のシンボル「サシバ」(左)
断崖絶壁からの風景(右)
「フナウサギバナタ」での小休止ののち、再び出発。白鳥崎を越えて、パウダーサンドの「佐和田の浜」辺りが一周としては中間地点。その先、道路は伊良部島を離れて下地島へ入るのだが、ほぼ陸続きで意識していないと島が変わったことにはきづかないかもしれない。ちなみにこの下地島、島のほとんどを空港が占めているため、人口はたったの26人。
下地島空港はかつてパイロットの訓練専用空港で、2010年当時は旅客定期便が就航していなかった。2010年頃は国内航空会社の実機訓練が殆どなくなっていて、この日も大型機の訓練はなく、DHC8-Q300と思しきT字尾翼の飛行機が1機だけ飛行していた。
それから10年近くが経過した2019年になって空港ターミナルビルが開業するとジェットスターやスカイマークの定期便が就航するようになったほか、2025年現在では香港の航空会社であるキャセイパシフィック航空が定期的に訓練で利用している。ちなみに同空港の北側は滑走路端が海に面していて、その景観が「17END」として知られている。
(「17END」についてはこちら)

下地島空港/絶景で知られる「17END」
久しぶりに出てきた交差点を右折すると「通り池」。元々は鍾乳洞だったところが波によって侵食され、崩落したことによってできた地形なんだそう。中々日本らしからぬ景観。

道中、老朽化が進んだ橋に迂回を余儀なくされつつ、異様に高くサトウキビが積み上げられたトラックに驚かされながら最後に立ち寄ったのが「渡口の浜」。何度見ても海水だというのが信じられない色をしている。
(後年、再度訪れた際の記録がこちら)

島一周は40km足らずで、全力で走れば2時間ちょっとのはずなのだが、寄り道を何度も繰り返しているうちに宮古島に戻る最終の船の時間が近づいてきた。名残惜しいけれども、伊良部島に取り残されてしまう訳にはいかないから、泣く泣く出発。
終盤5kmくらいは再び登り坂で、結構な高さまで上ったのち急降下。ブレーキに不安のある自転車だと止まりきれないのではないかというくらいの勾配だった。左側通行の島を走るとき、自転車の定石は時計回りの走行だが、最後に下りた坂を上ることを考えると、この島は反時計回りでよかったと思う。
16:50、スタート地点の佐良浜港に到着。17:15発の当初予定通りの船に乗り、無事契約通りに自転車を返却することができた。距離としてはそれほど長くなかったが、久しぶりに走ったことに加え、照りつける日差しの強さもあって中々心地よい疲れ具合。
というお話。