便名 : JAL/JL0178
日付 : 2022/02/xx
機材 : ERJ190(E90/M11)
区間 : 山形(GAJ)19:20→東京羽田(HND)20:25
区間マイル : 190
搭乗クラス : クラスJ
運航 : J-AIR
新幹線で山形へやってきて、飛行機で東京へ戻る。
(往路はこちら)
やってきた山形空港は割と小規模な地方空港といった装い。定期便はJAL系列とFDAが就航していて、東京、名古屋、大阪と札幌(新千歳)への便が設定されている。時期によっては19時過ぎに名古屋小牧行きの便が設定されることもあるが、この日の最終便は今回搭乗する東京羽田行きの便。
ターミナル2階は売店とレストランが設置されているが、COVID-19の影響で訪問した2022年2月当時はいくつかの店舗が休業状態にあった。ただ、一番面積の大きい店舗は営業していたので、お土産が全く購入できないということはなかった。
ちなみに、山形空港には「山形空港サポーターズクラブ」なるサポーター組織が存在する。登録料は無料で、登録すると山形空港の一般エリアにあるラウンジの利用やレンタカーの割引等の特典を享受することができる。
(公式サイト案内はこちら)
私も5年ほど前に登録しており、頻度はそれほど高くないものの山形空港の利用時にはその恩恵にあずかっている。この日も少し時間に余裕があり、ラウンジに立ち寄って小休止。ラウンジ内にはご当地のジュースなんかが用意されている。
ところで、どういう訳か私が山形空港から羽田空港行きの最終便を利用すると飛行機が遅延するというろくでもないジンクスがあり、この日も例に違わず遅れが発生。この日はそれほどでもなかったが、過去にはスケジュール通りの出発時刻時点にまだ搭乗機は羽田空港を離陸してすらいなかったということも経験がある。
ともあれ、いくらか遅れて搭乗開始。以前も何度か搭乗し、都度記事にしているからご存じの方もおられるかもしれないが、この路線で使用されるE190型機のクラスJ座席は1列+2列の横3列配置で下手な大型機よりも余裕がある。
この日は昼過ぎから徐々に雪が強くなってきたため、山形空港に到着してから出発するまでのものの30分ほどの時間だけでも機体にそれなりの雪が積もったらしく、出発前に翼に積もった氷を取り除く作業が始まった。
この作業のため、ドアが閉まった後機体が動き出すまでその場にしばらく待機することになるのだが、この時窓の外を見てみると結構な勢いで何か(防氷剤だろうか?)を吹き付けているのが見えた。
しばらくして両翼の処理が終わったようで、定刻よりも25分ほど経過して出発。ターミナル屋上には「おいしい山形空港」のサインが見える。山形県に美味しいものが多いというのを否定する気は毛頭ないのだが、何度聞いても「おいしい」と「空港」はいまいち組み合わせとしてしっくりこないのは私だけだろうか。
山形空港では南から北に向けて離陸。雪が降っているからだろうか、停止したままエンジンの出力が高くなり、一気に加速して離陸した。ただでさえ夜間の離陸は大変そうなのに、雪も重なるとパイロットはなおのこと大変そう。
後からGPSの記録を見ると、新庄市の南側にある尾花沢市上空で右旋回をはじめ、レトロな風景が有名な銀山温泉の上空あたりで南東に進路が向いた模様。その後は殆ど旋回することなく房総半島上空まで進み、房総半島のど真ん中、久留里辺りで右旋回、羽田空港滑走路34Rに着陸。
そういえば、この日は着陸進入時に揺れが少なかったからだろうか、夜景を割と綺麗に写真に収めることができた。こういった写真を撮ろうとすると、たいていブレてしまうのだが。
たかだか200マイル未満の路線では大幅に遅延を回復するのも難しく、出発時の遅延を引きずったまま20:45頃羽田空港へ到着。小型機ゆえ沖留めでバス輸送かと思ったが、搭乗橋がついたのは嬉しいサプライズだった。
個人的にはあと1時間くらい出発時刻が遅い、最終の新幹線と同じか少し遅いくらいの時間帯だと嬉しいが、この時間くらいでないと羽田の発着枠が取れないんだろうか。その分、飛行機が欠航しても最寄りのさくらんぼ東根駅に直行すれば最終の新幹線に乗れるという意味で、保険が効くという強みはあるのだが。
■ ひとことメモ
- 前便の関係だろうか、この便は割と遅れがちのため要注意