便名 : 15便
日付 : 2022/08/xx
区間 : 河和駅(19:58)→内海駅(20:14)
乗車クラス : 普通席(全席自由)
運行 : 南知多町(コミュニティバス)
静岡駅で昼食を摂り、浜松・豊橋と乗換えて中京地区までやって来た。この日は半ば中京地区での常宿となりつつある中部国際空港のフォーポイントバイシェラトンを確保している。
(「中部国際空港のフォーポイントバイシェラトン」についてはこちら)
直行するのであれば金山駅辺りで乗換えればいいものの、いつも同じルートではなんだか面白くないということで、未踏破の知多半島南部に立ち寄ってから向かうことに。そんな訳で、豊橋から乗って来たJRの快速列車を大府駅で降り、JR武豊線で武豊駅までやって来た。
この武豊駅には駅員が常駐しておらず、この日利用していた自動改札機非対応の青春18きっぷはどのように改札を通過すればいいのか一瞬迷ってしまった。とりあえず自動改札機脇にあるインターフォンで遠隔の係員を呼び出して聞いてみると、一旦遠隔で通行できるようになった自動改札機を通過した後、自動券売機横のインターフォンに設置されているカメラで乗車券を確認、という流れで無事通過。
JRの武豊駅からは15分ほど歩くと、半田市付近からJRと少し離れて並走している名鉄河和線の知多武豊駅に辿り着く。この日は同線終点の河和駅まで向かい、そこから南知多町のコミュニティバス「海っ子バス」で名鉄知多新線の内海駅へ移動、名古屋方面行きの列車で太田川駅まで北上して常滑線に乗換え、最終的な目的地の中部国際空港駅に向かうという流れ。この経路が一筆書きで移動できて効率的だった。
知多武豊駅から一部特別車の特急列車に乗り、終点の河和駅まではあっという間の3駅10分。ここではすぐにバスがなく、約30分の待ち合わせでバスに乗り換える。なお、時間によっては今回とは逆回り、つまり先に内海駅に向かい、そこからバスで河和駅へ向かうほうが早い場合もあるが、この時間は少し待ったとしても今回のルートの方が効率がよかった。
辿り着いた河和駅はもっと小規模な駅かと思っていたが、しっかり終着駅の雰囲気。改札を抜けると正面にバスターミナルがあり、日間賀(ひまか)島行きの船が出る師崎(もろざき)港行き、日間賀島を経由し、渥美半島の伊良湖(いらご)港行きの船が出ている河和港に向かうバスなんかが発着している。にしてもこの辺りは見た目の割に読みづらい難読地名が多い。
河和駅を発着する南知多町のコミュニティバスは豊浜線、西海岸線の2路線があるが、このうち内海駅を経由するのは西海岸線のほう。コミュニティバスというとマイクロバスかジャンボタクシーくらいの大きさをイメージしていたが、20分ほどバス停で待っていると普通の中型路線バスが到着した。
このバス、日に何度も利用する場合は一日乗車券等も設定があるようだが、今回のような乗車方法の場合は距離制の運賃で、乗車した河和駅から内海駅の区間の運賃は300円。利用できるICカード等はなく、現金のみの取扱い。
始発から終点まで乗り通しても50分程度と、それほど乗車時間が長い路線ではないが、中央ドアより後方の座席にはUSB電源が設置されている。モバイルバッテリーを携行していたから、それを使用してもよかったが、せっかくの設備ということで10分ほど使用させてもらった。
バスは河和駅を出発すると割とキビキビ走っていたが、どうやら時刻表がだいぶ厳しめに設定されているようで、序盤から遅れがち。どこかで遅れを吸収するかと思ったが、そういうわけでもなさそうで内海駅には3分ほど遅れて到着。内海駅も出発地の河和駅同様思ったよりも立派な駅。何なら高架駅のぶん、こちらの方がより存在感があるが、あまり人気がないあたりは京急線の三浦海岸駅と近い雰囲気を感じる。
バスが20:14着で、内海駅発の至近の電車が20:16発となっていることから、タイトながらもうまく乗り継げるようにダイヤ設定をしているのかと思ったが、必ずしもそうではなかったようで、駅の入り口辺りに辿り着いたところでホームからは電車の出発する音が聞こえた。
次の列車の出発までは約20分の時間があったが、駅前には商業施設の類も見当たらず、既に到着していた列車の車内で待つことに。高架駅ではあるもののエレベーターもエスカレーターもないので、階段でホームに向かった。