日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行雑記】日生で「カキフライソフト」を食べた話


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割と有名な変わり種ソフトクリームの話。

日本各地には多くの変わり種ソフトクリームがあるが、その中でも特に個性が強いのが、岡山県日生(ひなせ)町の「五味の市」で販売されている「カキフライソフト」。今回、ちょうど岡山に用事で出向いた際に寄り道することに。

この日の朝は京都からスタート。前日は「HIYORIチャプター京都」に宿泊していた。

(滞在記はこちら)

biketourist.hatenablog.com

どうやって現地まで向かおうかと思ったが、朝食を食べ終わった時間が予定よりも早く、急いでチェックアウトして急ぎ京都駅へ。08:51発の「スーパーはくと3号」の自由席で姫路へ向かう。

この「スーパーはくと」、鳥取方の先頭車が自由席なのだが、この先頭車両は展望構造になっていて、前方列は眺望を楽しむことができる。割と知名度も人気も高く、さすがに出発15分前にホームに着くようでは最前列とはいかなかったが、前から2列目を確保することができた。少し前方が見辛いものの、全く見えないというわけでもないという感じ。

JR山陽本線 スーパーはくと 前面展望

ちょっと背伸びすれば見える

出発から1時間30分ほどで姫路駅に到着。実際問題、この区間に関しては新快速でも所要時間は5分と変わらないから、快適料といったところだろうか。同区間を走る新快速電車の一部にも「Aシート」なる有料座席があるが、日に2往復しかなく、如何せん便数が少なすぎて利用しづらいのが難点。

スーパーはくと 姫路駅 HOT7000系

何だかんだでもうすぐ30年選手

姫路駅からはレンタカーで現地へ。当時はニッポンレンタカーで「特割ワンウェイ」という商品があり、姫路駅で借りて岡山空港で8時間後に返却する場合のレンタル料はなんと1,100円。条件がはまれば格安で移動でき、だいぶ重宝していたのだが、昨年の夏に突如終了してしまった。残念。

ともあれ、姫路駅から車に乗って現地へ直行。姫路駅から現地まではおよそ50km弱の移動で、70分ほどで目的地の「五味の市」に到着した。駅前ではないが、JR赤穂線日生駅からも歩けないことは無さそうな場所。

五味の市 外観

駐車場は割と広め

お目当ての「カキフライソフト」は駐車場から建物向かって左手奥の方で販売しており、店頭には見たこともないようなディスプレイが鎮座している。カキフライソフトは300円で、ごく一般的なソフトクリームと同じくらいのお値段。

カキフライソフト 売り場

揚げ物各種販売中

特に並ぶこともなく、注文するとすぐにソフトクリームがやって来た。車に戻って食べるでもよかったが、すぐに溶けてしまいそうだったから、建物2階の飲食スペースに移動して早速実食。

カキフライソフト

見た目のインパクトは最強

カキフライは揚げたてなのかと思っていたが、常温のものが2つ刺さっている。上に掛かっているのは醤油。事前に見た記事では「意外とイケる」というコメントだったが、確かに見た目ほどの違和感はない。むちゃくちゃ美味しいか?というと難しいが、普通に食べられるな、という感じ。

さすがにソフトクリームだけでは腹が満たされず、その後場内をうろうろ。しかし目ぼしいものが見つからず、建物を出て道路を挟んだ向かい側にある「ポプラ」へ。ここにはコンビニエンスストアであるにも関わらず、バーベキューの設備があるらしい。

日生 ポプラ店内

お店のなかにバーベキュー場の入り口

また、店舗正面には「焼きアナゴ」を売っている店舗があり、北海道の「勝手丼」よろしく、ポプラで購入した白米を持っていくと丼にしてくれるサービスがある。さすがに一人でバーベキューというわけにはいかず、こちらのアナゴを試してみることに。

日生 焼きアナゴ売店

西日本ではあまり見かけない勝手丼スタイル。穴子しかないが

ポプラで買ってきた白ごはんを預けると、5分もしないうちに焼き上がって出来上がり。こちらは「五味の市」の商品ではないので、車の中でいただくことに。

日生 焼きアナゴ丼

普段食べるアナゴとはちょっと違った感じ

普段寿司で食べるような柔らかいものをイメージしていたが、焼き上がったアナゴはだいぶ固め。所々頭が入っていたりするのはなかなかのインパクトだった。とりあえず一度食べてみるものとしては面白かったかな、という感想。

食後は再び車に乗り、座席のアップグレードのために一度岡山空港へ。どうやらこの日生というところは姫路と岡山の中間あたりのようで、再び50kmほどの走行距離、1時間30分ほどで岡山空港に到着した。本来は生牡蠣や「カキオコ」なんかを戴くのがよかったような気もするが、これはまた別の機会にということで。そもそも、真夏だったから営業していなかったかもしれない。

ともあれ、たまにはこんな変わったものを食べるのも悪くないよね、というお話。