場所 : 北海道上士幌町
時期 : 2019年2月第2週
個人的に年始と言うと何だかんだで忙しく、なかなか遠出する時間がとれない時期。そんな中、どうしても見に行ってみたい景色があり帯広を訪れたのはもう3年も前のこと。
帯広から北に1時間ほど移動したところにある上士幌(かみしほろ)町の糠平(ぬかびら)湖では、1月下旬の結氷から2月上旬に雪を纏うまでのごく短い期間、「アイスバブル」なる自然現象を目にすることができる。
■ 地図情報
(上士幌町公式サイトはこちら)
今回2019年に訪れた際には湖の大半が雪に覆われてしまっていたが、一部氷が露出している部分からお目当ての「アイスバブル」を少しだけ目にすることができた。ちなみに上士幌町の街を三国峠方面に少し抜けたところに駐車スペースがあり、そこに車を停め、徒歩で湖へ向かうのがいちばん簡単なアクセス方法。
湖上はかなり滑りやすく、通常の靴で訪れるのはおすすめできない。この日は耐滑仕様の靴で訪れてはいたものの何の役にもたたず、数回転倒する羽目になった。「かんじき」のような装備を持っていった方が良いと思われる。
湖上のところどころで隆起している氷を見ると厚さはかなりのものだが、この日は気温が高いからか、定期的に地鳴りのような氷の割れる音がしてなかなかスリリング。流石にいきなり粉々になるようなことはないのだろうが。
なお、今回訪れたのは北海道だったが、東京に近いところでは群馬県の赤城大沼でも同様の「アイスバブル」が時々観測されるのだとか。私はまだ訪れる機会に恵まれていないのだが、もし機会があれば、そちらを訪れてみるのもいいかもしれない。
余談だが、この糠平湖には国鉄士幌線の廃線跡である「タウシュベツ川橋梁」が架かっている。一年のうち一定の期間は水没していることから大分老朽化が進んでおり、いつ崩壊してしまうともわからない状況なので、こちらも機会があれば訪れてみてはいかがだろうか。ずいぶん前の話だがこちらも訪れたことがあり、その記録もそのうち記事にできればと思う。
というお話。