日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【宿泊記】58.ザ・リッツ・カールトン日光


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日付 : 2021/07/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : 男体山ビュー キング(57㎡)

わたらせ渓谷鐵道日光市内の間藤(まとう)駅まで移動してきた。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

わたらせ渓谷鐵道 間藤駅 駅舎

間藤駅。構内は割と広め

ここからは日光市営バスでいろは坂近くの清滝(きよたき)バス停まで移動し東武バスに乗換え、この日の最終目的地であるザ・リッツ・カールトン日光を目指す。

ちょうどバスを待っている間に雨が降りだし、バスに乗り込んだ頃には折り畳みの傘では到底太刀打ちできない程の大雨に。止まないまでも、降りる頃には小降りになっていればという希望もむなしく、どちらかといえば更に強くなった頃に清滝バス停に到着。

到着前に中禅寺湖方面のバスとすれ違ったうえ、時刻表上は次のバスまで暫く時間が空くからしばらくバスは来ないと踏んで少し離れた軒先で雨宿りしていると、時刻表にないタイミングでバスが到着。どうやら日光市内の渋滞でバスが遅れていたらしい。バス停に向かいながら乗車する意思を示したらバス停で停まって待っていてくれた。感謝。

バスは20分ほどでいろは坂を走破し、目的地の「ザ・リッツ・カールトン日光」停留所に到着。停留所名の通りホテルはバス停の目の前で、裏口のような雰囲気の入り口を通り抜けてアクセス。なお、ホテル前の道路は一方通行路で、日光駅方面に帰る場合は華厳の滝方面に徒歩5分弱の「中禅寺温泉」バス停*1から乗車することになる。

東武バス日光 ザ・リッツ・カールトン日光 バス停

バスは路線バスタイプと高速バスタイプの2種類だが、料金は一緒

バス停から建物に向けて歩いていると、ホテルからお出迎えの従業員がやって来た。名前を告げるとそのままロビーラウンジへ案内されてチェックイン。ちなみにこちらのホテルが開業したのは2020年7月で、宿泊時点でまだ開業から1年ほど。

ザ・リッツ・カールトン日光 ロビーラウンジ

(@ロビーラウンジ)なかなかの盛況

しばらく寛いでいる間に部屋の用意が整ったとのことで、早速部屋へ移動。この日割り当てられたのは男体山側の最もベーシックなタイプのお部屋。この部屋でも外の見えるバスルームに洗面台が2面あり、設備としては全く不自由しない。

ザ・リッツ・カールトン日光 客室全景

部屋全景

目の前には森が広がっていて、バルコニーから足元を見下ろすと大谷川(だいやがわ)が流れている。それほど大通りから離れていないにも関わらず、車の走行音などはさして耳に届かないのが不思議。

ザ・リッツ・カールトン日光 客室 ベランダ

当時は盛夏だったが風もあって過ごしやすい気候

窓際のテーブルには大浴場を利用する際に利用する風呂敷バッグとドライフルーツが用意されている。

ザ・リッツ・カールトン日光 客室

左手側にテレビがある

ベッドサイドのミニテーブルはUSBポートが組み込まれているタイプ。全体的に木材を多用した設えながら、この辺りは新しいホテルらしく機能性に富んでいる。

ザ・リッツ・カールトン日光 客室 サイドテーブル

サイドテーブル

チェックインから1時間ほどして、ロビーラウンジでアフタヌーンティー。普段そんな事をする柄でもないのだが、せっかく訪れたので記念ということで。

ザ・リッツ・カールトン日光 ロビーラウンジ

夏場は日が長いのが嬉しい

3段のティースタンドに載った軽食は思いの外量があり、夕食を摂らずとも問題ない腹具合。ホテルオリジナルの紅茶を飲みながらのんびり過ごした。

ザ・リッツ・カールトン日光 ロビーラウンジ アフタヌーンティー

見た目通り、なかなかのボリューム

アフタヌーンティーの後、しばらく部屋で休んでから大浴場へ。大浴場はこの規模のホテルの割にかなり広めで、人が多くても混雑感は感じなかった。既に日没後で、露天風呂からの景色はよくわからなかったものの、開口部が大きくなかなか開放的だった。

部屋に戻る途中で物販コーナーを眺めてみると、日光らしく三猿を模したライオンのぬいぐるみがディスプレイされている。富を表現するライオンと崇高さを象徴する王冠はリッツ・カールトンのシンボルなのだとか。ちなみにこちら、各5,000円となかなかのお値段。

ザ・リッツ・カールトン日光 ライオンのぬいぐるみ

お値段は少し可愛くない

天気予報では翌日の天気はそれほど良い予報ではなかったが、起きてみると快晴。ただ、最新の予報でも午後には天気が下り坂になる予想で、晴れているうちに辺りを散策することに。

ザ・リッツ・カールトン日光 ホテル外観

ホテル外観。こちらは中禅寺湖

ホテルから歩くこと10分ほどで華厳の滝に到着。東京から辿り着くには早すぎ、またホテルは朝食中の時間帯だからか、展望台はまだ人が少なく快適。

華厳の滝 展望台 虹

滝しぶきで虹が見える

展望台入り口の売店ではすいとんや鮎の塩焼きなどの販売がある。今回はすいとんを朝食がわりに購入。思いの外具がたくさん入っていて、お昼まで十分持つくらいのボリューム。

華厳の滝 売店 すいとん

器いっぱい

華厳の滝からはホテル前を通過し、中禅寺湖畔を散策。この辺りはいつぞや訪れたニュージーランドクイーンズタウンに似た雰囲気。あちらも雰囲気の素敵な街だった記憶がある。

中禅寺湖 湖畔

夏とは思えない過ごしやすさ

一通り廻り終わった頃には空には雲が増え始め、宿に辿り着く頃にはぽつぽつと雨が降りだした。この日はこの後天気が回復する希望も持てないことから、お昼前にホテルをチェックアウトして早々に東京に戻ることに。

ホテルから徒歩で中禅寺温泉バス停、そこから始発のバスで東武日光駅に向かったのだが、東照宮が近づくにつれ渋滞にはまり、最終的に東武日光駅に到着する頃には出発から1時間30分近くが経過していた。この辺りは迂回できるような道も多くないことから、移動の際には時間に余裕を持っておく必要がある。

個人的には大阪に続き2ヶ所目のリッツ・カールトン滞在だったのだが、全く違う雰囲気でどちらもお気に入り。それなりのお値段でそう気軽に泊まることはできないが、また何かの機会の時に訪れたいホテルのひとつ。

というお話。

*1:栃木県立日光自然博物館のロータリーにある。