日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】トロッコわたらせ渓谷号(大間々/足尾)


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便名 : トロッコわたらせ渓谷号
日付 : 2020/07/xx
区間 : 大間々(10:47)→足尾(12:27)
乗車クラス : 普通車指定席(トロッコ車両)
運行 : わたらせ渓谷鐵道

りょうもう号で群馬県までやってきた。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

りょうもう号で相老駅に到着したが、わたらせ渓谷鉄道の列車の発車までは約40分の待ち合わせ。切符とトロッコわたらせ渓谷号の乗車整理券を購入したのち、ホーム上の待合室でしばらくぼーっと過ごした。

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(@相老駅)割と広めの駅構内。右側が駅舎

10:15発の間藤行きに乗車し、1駅目の大間々で下車。この大間々駅が今回乗車する「トロッコわたらせ渓谷号」の始発駅。

大間々駅で列車を下車したホームの間藤(足尾)寄りにトロッコ車両座席指定券を交換するブースがあり、先ほど相老駅で購入した整理券と座席指定券を交換。そのまま直進すると幅の狭い通路があり、その先に列車が停車している。

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(@大間々駅)ホームは1両分程度しかなく、最後尾車両から乗り込む

列車は4両編成で、通常の窓付き客車2両、トロッコ車両2両の構成。トロッコ車両は指定席だが、窓付きの車両は自由席なので、通路側しか確保できなかった乗客は自由席を利用する、というのも可能とのこと。

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窓付き車両(自由席)

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トロッコ車両(指定席)

座席は木製のベンチシートで実際の乗り心地もイメージ通り。ちなみに、トロッコ車両というと客車や貨車から改造されているとイメージしがちだが、この車両は元々京王線で走っていた通勤電車だったらしい。

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特にクッション等はないので、必要あれば持参を

出発するとしばらくは進行方向右手に渡良瀬川。スピードは比較的ゆっくり目で、真夏に差し掛かろうとしていた当時は車内に吹いてくる風がなかなか心地よかった。

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前半は進行方向右側に渡良瀬川

停車駅は温泉の併設されている水沼駅や、引退した東武の特急車両を活用したレストランがある神戸(ごうど)駅など特徴のある駅が続く。このうち神戸駅では軽食や弁当の立ち売りがあり、車両から降りずに購入することができる。

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(@神戸駅)このときホーム側では立ち売りを実施中

神戸駅を出てしばらくすると全長5kmちょっとのトンネルに突入。トンネルというのは比較的一年を通じて気温が安定しているため、外気温の高い夏場では冷房の効いている室内よりも温度が低く、トロッコ車両に乗車していると寒いと思うほど。

トンネルを出た先で鉄橋を渡ると、しばらくの間渡良瀬川は進行方向左手に移る。この辺りからかなり山あいの様相が濃くなってきた。

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河原も狭まってきた

出発から1時間30分ちょっとで通洞(つうどう)駅に到着。ここが足尾銅山観光の最寄り駅で、殆どの乗客はここで下車していった。通洞駅を出発すると、終点の足尾駅までは3分ほどで、出発から1時間40分の12:27に足尾駅に到着。

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(@足尾駅)到着するとすぐに機関車の入換作業が始まる

足尾駅では30分の待ち合わせでこの路線の終点である間藤行きの列車に乗換え。

ちなみに今回はここからバスで日光を目指す訳だが、このバスは今目指している間藤駅よりも手前にある通洞駅もしくは足尾駅からも乗車できるので、両駅からバスに乗車する方がルートとしては賢い。ただ、せっかくなので終着駅まで行ってみようということで列車で先に進むことにした。

ともあれ、長くなってきたのでここから先はまた次の記事に分けようと思う。とりあえず、トロッコわたらせ渓谷号に乗車したという話はここまで。