日付 : 2020/09/xxほか
泊数 :1泊
部屋タイプ : スタンダードダブル(19㎡)
これまで数多くの宿泊施設に滞在してきたが、その中でも特に気に入ったところがいくつかある。そのうちの一つが今回紹介する「JR九州ホテル ブラッサム大分」。居心地が良く、ここ5年ほどは少なくとも年に1回は宿泊する機会を作っている。
ホテルはJR九州御用達の工業デザイナー、水戸岡鋭治氏のデザイン。鉄道車両のデザインは正直やり過ぎに思う瞬間もあるが、このホテルに関してはちょうどいい塩梅。
ロケーションはJR大分駅直結で、電車でのアクセスが容易なのは言うまでもない。また、高速バスの場合は大分駅裏にある高速バス乗り場の「要町(かなめまち)」バス停で降車すると徒歩3分ほど。
なお、車でアクセスする場合は「JRおおいたシティ第1駐車場(約900台駐車可)」を利用することになるのだが、こちらの駐車場は少し入り口が分かりづらく、初見の場合には迷いがち。国道10号線からのアクセスを想定すると、大分駅のバス乗り場のあるロータリーではなく、少し別府よりの末広町交差点から線路(南)方向に進み、2つ目の交差点を左折、大分駅府内中央口(北口)の脇にある小さなロータリーを回った先にに入口がある。ちなみに、5階から7階までの東側に駐車すると、ホテルのフロントに到着するエレベーターが近くて便利。
今回の記事にした宿泊の際には小倉から自転車で到着したため、大分駅府内中央口右手にある専用エレベーターでフロントのある8階へ向かった。
(余談だが、当時の記事はこちら)
チェックインは14時から。到着したタイミングでは先客はおらず、待ち時間なしでチェックイン。混雑していたとしてもフロントロビー前は比較的座席も多く、待ち時間もそれほど苦にならない。
余談だが、天井から下がっている松ぼっくり型?の照明は先日乗車した「36ぷらす3」でも使用されている。この他にも、良く見るとどこかで見たことがある、といったものがちらほら隠れている。
(参考までに「36ぷらす3」の乗車記はこちら)
ディスプレイを見ると、飾られているのは大分県の伝統工芸「姫だるま」。一部の根強いファンを擁する「水曜どうでしょう」において、原付バイクの荷台に載せられていたのを覚えておられる方もいるのでは。
そんなこんなで部屋へ移動。部屋の広さは平均的なシティホテルと同程度でそれほど広くはないものの、窓には障子がはまっていて落ち着いた雰囲気。
ベッドボードにはコンセントが左右各1口。ちなみに、ベッドボード上には絵が掛かっているが、これはJR九州の運営するホテルらしく「D&S列車」をモチーフにしたもの。これまで何度か宿泊しているが、部屋によって絵柄が異なっており「或る列車」や「ななつ星」と思われる画を見たことがある。
水回りは少し広めのシステムバス。ただし、後述する大浴場の存在によってあまり利用する機会は多くないかもしれない。
このホテルの一番の特色が温浴施設。19階から最上階の21階にかけて、「シティスパてんくう」が併設されており、宿泊者は無料で利用できる(ビジター利用も可能)。
詳細は以下の公式サイトをご覧いただければと思うが、屋上の露天風呂は別府湾が一望できるのだが、周囲には大きく視界を遮る建物もないことからかなりの解放感がある。以下の写真はビジター用のエレベーターホールから撮影した写真だが、これよりももう少し高いところに露天風呂があるとイメージいただくのが良いかと思う。
なお、400円の追加料金を払えば「ヒーリングプラン」として岩盤浴やロウリュ(COVID-19の影響で一時休止中)なんかもあり、ホテルから出ることなく楽しむこともできる。
(「シティスパてんくう」公式サイトはこちら)
同施設内には軽食処もあるので簡単な食事であれば施設内で摂ることもできるし、本格的に食事をする場合には外に出れば大分駅構内や付近には多くの飲食店がある。郷土料理やラーメン等々、食事には困らないのもこのホテルの良いところ。
そんなこんなで大分を満喫してチェックアウト。ちなみに「シティスパてんくう」は早朝営業もしているので、早起きできた場合には朝風呂といったことも可能。
個人的には旅行というとあちこち観光して宿に入るのは夜中遅く、ということが多いのだが、こちらに宿泊するときにはできるだけ宿に早く入るようにしている。何なら宿に泊まるためだけに大分を訪れたことも過去あったような…。
といったホテルのお話。大分県を訪れた際には候補に入れてみてはいかがだろうか。