日時 : 2019/08/xx
■ Day6
区間 : 北海道標津町→北海道網走市
距離 : 96.63km
実走行時間 : 5時間38分
平均速度 : 17.1km/h
経路 : 国244
累積距離が600kmに近づいたが、まだ行程の前半戦。しばらく続く。
(前日はこちら)
早いもので出発して6日目になる。
といっても、今回は全行程で15日程度を予定しているから、日数ベースではまだ半分も消化していない。距離ベースにしても、後半に重い日が入っている関係でようやく1/3くらいを消化したところ。
この日は短めの100km弱。ただし、この日の目的地である網走までの間、北海道一周の道中では唯一のまともな山越えとなる根北峠があり、水平距離の割にはハードな1日。
宿が朝食つきで、いつもより遅めの朝8時過ぎに宿を出発。出発してから1時間ちょっと、峠の入り口までの20kmほどはほとんど水平に近いだらだらとした上り。
そういえば、標津町内を流れる河川は「サケ・マス増殖河川」なんだそう。明示するからには何らかの取り組みがされているのだろうが、一体何をしているのだろうか。
今回通過するのは根北(こんぽく)峠。山の向こうの斜里(しゃり)町側の平地までは約20kmちょっとで距離は大したことないが、標高は487mでそれなりの高さ。峠が両岸で均等の距離があるとして、単純計算で5%の勾配がしばらく続くようなイメージ。勿論、急なところと緩いところがあり、一定というわけではない。
この日はご覧のとおり、前半は曇り空。朝から晴れていたとすれば暑さで体力を余計に消耗することになったわけで、ある意味都合がよかったかもしれない。ただ、それを考慮しても久しぶりの峠道はなかなかハードで、少しずつ休憩をしながら峠越え。
順調に高度を稼いでいき、最終的に峠の頂上にたどり着いたのは10時を少し廻った頃。
正直もう少し余計に掛かると思っていたのでこれは嬉しい誤算。
大抵こういった峠道では上りで大きく速度を落として下りで挽回する、といった走り方になることが多いのだが、この日は上りもさほどペースが落ちなかったこともあり、前半戦の平均速度はかなり高めをキープした。
信号の少ない北海道、下りを制限速度の範囲内で順調に走れば出発から3時間半ほどで50km越え。午前中のうちに斜里町の市街地に到着した。ここから網走まではほとんど平坦で、極めて気楽な道のり。
こうなってくると、この日の目的地を網走よりも遠くに置き直し距離を延ばすことも選択肢に入るのだが、調べてみるとあいにくちょうどいいところに宿がない。敢えなく予定通り網走に宿泊することに。
斜里を出発してしばらくすると、進行方向左手には大きな湿原。そういえば山を越えたあたりから天気が一変し、この頃には暑いくらいの快晴。
辺りに建物がなくただ一直線で、この辺りはなかなか走っていて気持ちのいい道路。そういえば、経路上ではないものの、この辺りには「天へと続く道」という景勝地もある。これも近いうちに紹介したいところ。
(後日以下の記事を追加しました)
そのまま走り続け、しばらくすると北浜駅に到着。ここは海沿いの小さな駅だが喫茶店が併設されており、観光地として人気がある。
残り距離が知れていると気持ちも楽になるもので、駅の脇にある展望台に上ってみた。
向いているのは網走市街地方向で、右手後方は天気がよければ知床の山々が見られることも。
ちょっとした休憩を挟んでラストスパート。
と言っても、あまりに早く到着するとホテルにチェックインすることもできない訳で、かなり流し気味で最後の10kmほどを走ってみたが、結局予定よりも早く14時頃には網走駅に到着。
網走市街地では、北海道らしい牧草ロールを積んだトラックと遭遇。見ている分には壮観だが、目の前に落ちてきやしないかと若干ひやひやする。
ここまで早いとさすがにホテルにチェックインすることもできず、自転車だけ置かせてもらってバスで網走監獄へ。網走は何度も訪れたことがある割に、定番の観光地であるここを訪れるのは初めて。
駅前から網走監獄まではバスで約10分、運賃は240円。
中に入ればなるほど監獄だという感じ。勿論快適性なんかを追求した建物ではない訳だが、それにしても冬場は辛そう。全体としては、過去何度か訪れた愛知県の明治村に近い雰囲気を感じる。
そんな網走監獄見学を終え、帰りは徒歩で街まで帰ってきた。
バスで10分では大した距離はないだろうと思っていたが思いの外遠く、小1時間ほど歩いてようやくホテルに到着。コインランドリーで洗濯を回している間に近所のファミリーレストランで夕食を摂り、洗濯が終わると共に早々就寝。
(参考)
今シリーズの累計走行距離:680.6km