日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】サフィール踊り子1号(品川/熱海)


■Sponsored Link

便名 : サフィール踊り子1号
日付 : 2020/12/xx
区間 : 品川(11:08)→熱海(12:17)
乗車クラス : プレミアムグリーン車
運行 : JR東日本

静岡県の熱海に日帰りの用事で外出。熱海までは新幹線でも特急でも大差なく、調べてみるとちょうどいい時間に「サフィール踊り子」がいて、これに乗っていくことに。熱海というと神奈川県のようなイメージがあるが、実際にはぎりぎり静岡県に入っている。

さて、今回乗車するのは始発の東京駅ではなく、品川駅。事前にチケットは購入しておらず、出発20分ほど前に駅に到着して券売機で空席状況を検索したところ、プレミアムグリーン車の窓側に空きがあったので、そのまま発券した。

余談だが、東京から熱海までぎりぎり100kmを超える一方で、1駅進んだ品川からでは100km未満となり、料金区画が1段階下がる。この列車の場合、グリーン料金等も加算されるため、乗車時間は10分も変わらないのに、結構な金額が変わってくる。例えば、2021年5月時点ではプレミアムグリーン車の場合、東京→熱海は7,440円だが、品川→熱海は5,730円で済む。

サフィール踊り子1号 E261系 プレミアムグリーン車 座席

サフィール踊り子/ 1列2席の変則配置

乗車すると室内は海側だけ座席がある、1列当たり2席の変則的な配置。座席はシェル型になっており、後ろの座席を気にせずリクライニングできる造り。リクライニングは問題ないのだが、足元は思いの外間隔が詰まっており、レッグレストを展開すると若干窮屈なのは気になるところ。これにしてもグランクラスにしても、JR東日本のこの類のシートは割と足元が狭い印象があるのだが、もう少し何とかならなかっただろうか。

出発すると、少し早めの昼食。当時品川駅の駅ナカに期間限定で天丼の「金子半之介」が出店していて、弁当を購入。

品川駅 金子半之介 天丼弁当

金子半之助/ 豪華だが、 流石に店内飲食には劣る

のんびり食事をしていると、あっという間に横浜、大船と通過して郊外へ。小田原を過ぎるとトンネルが増え、外に出ると相模湾が見えてくるのがこの頃。1時間ちょっとの乗車時間はあっという間で、湯河原を通過したくらいで席を立った。

サフィール踊り子1号 E261系 プレミアムグリーン車 客席

 サフィール踊り子/ 他の列車とは異質の雰囲気

改めて車両を見てみると、天窓があって明かりは入ってくるものの、車内は黒ベースでリゾートに向かう列車としては異質の雰囲気。温暖な伊豆に向かう列車にしては少し「重い」とすら思えるほど。

降りしなに隣の車両へ移ってみると、こちらは個室車両。区間と人数にもよるが、使い方によってはプレミアムグリーン車と大差ない金額なので、機会があればこちらも利用してみたいところ。

サフィール踊り子1号 E261系 個室

個室は個室で違った雰囲気

個人的には、伊豆というと割と温暖な明るいイメージがあり、黒基調の色づかいはあまりピンと来ないが、寝るなり、ぼーっと外を眺めるなり、のんびり移動するにはちょうどいいかもしれない。

サフィール踊り子1号 E261系 外観 熱海駅

レトロからだいぶ雰囲気が洗練された

現地での用事を終え、東京に戻ってくる際にはレンタカーを利用した。

ニッポンレンタカーで当時提供していた「特割ワンウェイ」サービスでちょうどいい空車が見つかり、東京までのレンタカー料金は1,100円。アプリでしか予約ができず、そのアプリの操作性がよいとは言えないものの、タイミングが合えば格安で移動することができ、利用者にしてみれば中々使いでのある商品だったのだが、採算が取れなかったのかいつしか終了してしまったのが残念。

サフィール」は、次回乗るとすれば、個室か、普通のグリーン車の2択かなという感じ。期待値が高いからか、この手の上級クラスは何ともポジティブな評価になりづらい。近鉄の「ひのとり」は中々良かったが。

(当時の乗車記はこちら) 

biketourist.hatenablog.comそんなところ。