一長一短。
先日、JR系の駅ナカにあるシェアオフィスを利用した話を投稿した。
(当時の記事がこちら)
その後、しばらく利用する機会はなかったのだが、つい最近、出先で急遽電話会議がセットされ、どこか静かな場所が必要になった。前回同様、JR系の「STATION WORK」でもよかったのだが、せっかくなので違うサービスを試してみたいという思いもあり、調べてみると、電車で15分ほど移動したところにスペースが見つかった。
そんな訳で、今回も初めて利用したサービスのレポート。
今回利用したのは「テレキューブ」というサービスの、天空橋駅にあるブース。ホームページを見てみると、どうやら三菱地所系?のサービスのよう。
(公式サイトはこちら)
実は今の今まで富士ゼロックス系の「CocoDesk」を利用したと思っていたのだが、よく見ると全く違うサービスだった。近頃、この手のサービスが急速に拡大している。
利用したいタイミングで埋まっていると困るので、移動中に事前に会員登録と予約をし、天空橋駅に到着したのは開始5分ほど前。天空橋駅では羽田空港行きのプラットホームからのみアクセス可能な、「HiCity口」へ向かうと、改札口至近、柱の影に隠れたところにブースがあった。
設備の大きさは見たところ「STATION WORK」と「CocoDesk」の間くらい。少し小さめの証明写真機くらいのサイズ感。ブース外側にはQRコードを表示するための小さめの液晶画面があるくらいで、部屋の利用に関する操作は基本的に自前の端末(携帯電話)からするスタイル。
それにしてもこの類のシステム、予約をしてしまうと逆に融通が利かない。
どういうことかと言うと、開始時間前に入室したいと思っても予約を入れてしまうと事前に部屋を利用することも解錠することも出来ず、数分間時間を持て余すことになってしまうのだ(加えて、直前に変更はできない)。
この辺り、カーシェアなんかは数分前から解錠出来るようになっているわけで、利用者からすると、できれば予約をもう少し使いやすくしてほしいところ。基本的に「予約なし即時利用」のサービスだからなのかもしれないが…。
部屋内部は「STATION WORK」とは異なり直線基調。ドアが外開きで間口が広いから、こちらのほうが出入りしやすい造り。
外見のイメージより中は広く、机はかなり奥行きがあり、横幅も十分。一方で、「STATION WORK」にはモニタが用意されていたが、こちらはなし。設置するための穴と電源は用意されていたから、将来は設置されるんだろうか。
ブースは防音構造だが、モノレールの駅(隣接)の発車ベルが漏れ聞こえてきた。殆ど気にならないレベルだが、もしかするとマイクが拾ってしまうこともあるかもしれない。
電話会議そのものは予定通り20分ほどで終了。会議が終われば特に作業もないので、部屋を退出することになったものの、このサービスも「STATION WORK」同様、途中終了の機能が存在しない。余裕を見て45分枠で予約してしまったから、短縮できると良かったのだが…。勿体ないと思いつつも、次の予定があるので早速移動。結果、750円(税抜)のお支払い。
こちらの「テレキューブ」、まださほど数が多くないこともあって、急用で街中のブースに飛び込み、というのはまだなかなか難しそうな状況ではあるが、個人的には「STATION WORK」よりも気に入った。
機会があれば再度利用したいが、次は勘違いしていた「CocoDesk」か。
■よかった点
・ この手のサービスにしては内部が広い
■よくなかった点
・ モニタは設置されていない
・ 予約時間開始前に入室ができない
・ 途中で切り上げても料金は予約時間の全額請求