日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行雑記】駅ナカシェアオフィスを利用した話(STATION WORK編)


■Sponsored Link

便利ではあるが…という話。

多様な働き方が認められ始めたこの頃、街中にはコワーキングスペースなる、ネットカフェの進化版のようなスペースが増えてきたが、ここ最近ではさらに進化して駅構内に時間制の作業スペースが設置され始めた。

中でも、首都圏を移動する際に見かけるのはJR系の「STATION WORK」と、東京メトロの駅構内に展開する「CocoDesk(富士ゼロックス)」。

(以下、各公式サイト)

www.stationwork.jp

www.fujixerox.co.jp

これまで登録こそすれ、なかなか実際に利用する機会がなかったのだが、つい最近ようやく利用する機会があったので、そのレポート。利用したのは「STATION WORK」のほうで、ロケーションは東京駅の地下、総武線地下ホームに向かう中間階のコンコースにあるブース。

東京駅地下 コンコース STATION WORK ブース

新橋側・新日本橋側それぞれに数ブース

直前に公式サイトから予約したので、ブースの読み取り端末にQRコードをかざして入室。料金は275円(税込)/15分で、今回はとりあえず30分で予約。

東京駅地下 コンコース STATION WORK ブース

液晶を操作後、白い部分にQRコードをかざす

ちなみに、予約せずに飛び込みで利用することも可能。ブースが空いているかどうかは入り口上方にある「空」サインで確認することが可能。

東京駅地下 コンコース STATION WORK ブース

空き情報はブース上方に表示される

ドアは内壁に沿って回転するような動きかた。見ての通りブースはそれほど大きくはなく、1m×1mくらいの小ぢんまりとしたスペース。この日、少し荷物が多かったこともあって、若干入室するのに難儀した。

室内は備え付けのモニタ(HDMI接続)と、ちょっとしたテーブルの構成。このご時世らしく消毒液も常備されていたが、何かの弾みで文房具や書類に噴霧されそうで少しひやひやした。

また、実際に利用した時間は10分ちょっとなのだが、足元が少し寒いように感じた。一応冷暖房は完備されているようだが、効いてくるまでに少し時間がかかるのかもしれない。室内では簡単なPC作業と書類整理をしたのだが、思いのほか外の音が聞こえてくるので、(道端よりはましだが)あまり電話をするには向かないかな、という印象。

東京駅地下 コンコース STATION WORK ブース 室内

ノートPCを置くと割とぎりぎりのサイズ

作業が終わって退出する際には、特段の終了処理はなく、ただ退出するような感じ。

それゆえ、予約時間よりも早く退出した場合でも、当初予約した時間分が請求される(ホームページ上にも、開始してから時間を変更するような機能は見当たらない)。逆に、短めに予約した場合についてもどうやら室内から延長する機能は無いようで、延長する場合は再度登録をする必要がある。

カーシェアのように利用した分だけの請求とすると当初の予約を長く取られるので、必要以上に確保されて回転率が下がらないようにということなのかもしれないが、この点は利用者からすると今一つ使い勝手があまり宜しくない。

勿論あれば便利なのだが、個人的には、利用時間の短縮などでいまいち融通が利かないということであれば、作業スペースもミニマムなので、日常というよりは本当の緊急時に飛び込みで利用する形になりそう。サイトを見る限り、「CocoDesk」のほうがスペースは広めに見えるので、どんな感じなのか、近いうちにこちらも一度試してみたいところ。

いずれにせよ、こういった設備を上手く利用できるようなスマートな仕事をしてみたいものだが、自分自身を見てみると、今のところそのような働き方とほど遠いのがなんとも残念。