便名:JAL0511
日付:2020/08/xx
機材:B777-200(W63)
区間:東京羽田(HND)10:30→札幌千歳(CTS)12:05
区間マイル:510
搭乗クラス:クラスJ
新型コロナウィルス感染症の拡大によって航空会社の業績は大きく影響を受け、その結果、機材繰りにも大きな影響が生じている。
たとえばJALでは国内線で運用されているB777-200が退役*1し、現在国際線で運用されているB777-200ERのうち数機を国内線にコンバートするそう。その際、通常ならば座席も国内線用に内装を換えるであろうところ、国内線で運用される期間が数年間と短いこともあって、現状の設備のままらしい。
その機材自体はすでに2020年初頭から国内線で運用されており、昨夏に札幌を訪れた際に利用していたので、その記録。
(別の機会にすでに一度搭乗しており、その時の記事はこちら)
ここからは当日の話。
平時は早朝の便で羽田を発つことが多いのだが、この日は10時過ぎと遅めの出発。であれば、10時頃空港へ到着できればいいのだが、どうにも時間調整がうまくいかず、8時頃には空港に到着してしまった。
余談だが、この日品川から羽田まで乗車した京急の列車は普段三浦半島へ行くような2ドア車両。お陰でほんの20分弱だが羽田空港まで快適に過ごせた。1日数本このような列車が走っているらしい。
空港では約2時間ほどの時間があり、空港で朝食を摂ることに。第1ターミナル地下にある、「赤坂うまや うちのたまご直売所」で朝ごはん。さして待たずに出てくるのはありがたい。
食事を摂ってなお時間があり、1時間ばかしラウンジで雑用を済ませてから搭乗口へ。こういうときに時間調整ができる場所があるのは助かる。
この日の座席はクラスJ最後列。前回搭乗した機材は直後がプレミアムエコノミーだったが、この日は普通席の機材。プレミアムエコノミー付きの機材は機体のサイズに比して座席が少ないので、恐らく今後数年運用されるのは元ビジネス+エコノミーの2クラスの機材なんだろう。
乗客が少ないこともあるが、周囲は壁が高く、いずれにしてもあまり気にならない。このご時世、隣の乗客との距離を保つという意味ではちょうどいいのかもしれない。2人連れの場合、中央席で前屈みになれば一応話ができるかな、という感じ。
この日は比較的気流が安定していたからか、ベルトサインが消灯している時間が長く、フルフラットに挑戦。フルフラットで完全に座席を倒してしまうと、頭が下がりすぎる感覚がある。それゆえ、少しだけ頭を起こした姿勢が個人的には好み。
別の便で乗務員さんと少しお話しする機会があったのだけれど、このタイプの座席はフルフラットにすると床面に大分近づく関係で、通路を歩く際には静かに歩くのに神経を遣うのだそう。
ちなみにフルフラット時の視点はこんな感じ。
暫くするとシートベルトサインが点灯し、着陸体制へ。
頑張れば窓側席越しに外を眺めることも出来ないことはないが、それなりに窓まで距離があるのでどこを飛んでいるのかまではわからず。しばらく本を読みながらぼーっと過ごしていると着陸。通路側席は窓側席ほど進行方向に対して角度がついていないので、着陸時の違和感は窓側ほどはないかな、という感じ。
搭乗当時はまだ国際線の機材が国内線に応援しているかたちで、機内Wi-Fiは国内線では使用できない設定になっていたが、今後は改修され、利用できるようになるとのこと。現状から運用が変わらないとすれば、今後も大阪・福岡・札幌と沖縄路線に充当されるはずで、所要時間の長い沖縄路線なんかではちょっとした海外旅行気分を味わえるかもしれない。
ただ、目先では当該機材の便は若干クラスJの運賃が高めに推移している印象があるので、今後どのように値付けがされるかはその推移を見守っていきたいところ。
*1:エンジン問題が生じており、いずれにしても運航停止状態にあった。