便名 : JAL/JL0531
日付 : 2020/07/xx
機材 : A350-900(X01/X11)
区間 : 東京羽田(HND)20:40→札幌千歳(CTS)22:15
所要時間 : 01:35
区間マイル : 510
搭乗クラス : 国内線ファーストクラス
運航 : JAL(日本航空)
もう随分昔の話だが、所用で札幌へ。
まったくの余談だが、在宅勤務が始まってからというもの、家から出ない日はすっかり動く機会がなくなったことに危機感を抱き、走り始めた、というのは以前どこかの記事で書いたことがあったような気がする。
あれからしばらく経ち、Max体重の頃と比較すると6-7kg減くらいになった。特にサプリを飲むだとか、ジムに行くだとかもなく、ただ走っただけ。今まで通りではこの結果にはならないだろうから、怪我の功名とでも言うべきか。嬉しいような、悲しいような。
閑話休題。
この日は最終便で札幌へ飛び、そのままホテルへ入るような日程。空港に到着した時点でまだファーストクラスに空きがあり、そのままアップグレード。A350のファーストクラスは2度目なのだけれど、初めて窓側の席が確保できた。
搭乗口は10番台後半で、JALのラウンジからは少し遠目。近くにあるPOWER LOUNGEで小休止していったが、この日はまだ便数も少ない頃で、最終便間近だったこともあって、ラウンジ内は殆どガラガラだった。ちなみに羽田は全国のカードラウンジのなかでもかなり上等な部類。入室条件等はこちらの公式サイトを参照。
(以下、公式サイトのリンク)
しばらくすると搭乗開始。この日の座席は窓側の1A。A350のファーストクラスは従来の白基調と打って変わって黒いシート。個人的にはどちらが良いということもないが、雰囲気は両極端。
路線によるものの、当時、普通席は半分も乗っていればいい方だったのに対し、クラスJ、ファーストとクラスが上がるほど混雑率が高い不思議な状況で、前後左右の空間を確保するにはむしろ普通席の方が良かったのではという感じ。自席の隣も例外なく乗客がやって来た。尤も、座席の横の間隔は十分空いており、なおかつ衝立で仕切られているから、マスクを着用して大人しくしている分には、特に何か気になるということはなかった。
座席廻りに目をやると、座席には予めヘッドフォン・スリッパ・クッションのセット。スリッパは厚さも十分で、2時間ほどの飛行時間では勿体ないほど。以前はブランケットも置いてあった気がするが、このご時世故か、予めの用意はなし。
機内アナウンスで、「クラスJ・普通席での提供は一時中断」と言っていたから、もしかすると借りられるかもしれないが、真夏だったこともあり借りることはなかった。
着座視点ではこんな感じ。若干隣の席用の液晶モニタが近いような気もするが、そこまで気にするほどではないか。
それよりも、A350の1列目ではどういうわけか座席前ポケットが見ず知らずの隣人と共用。何か小物を置いておこうにも、どことなくお互い気を遣うというのはやりづらい。別の機会で搭乗したB777のファーストクラスでは窓側にもポケットが設置されていたから、それと同様にするとか、何か方法はないものだろうか。
この他、従来機であるB777のファーストクラスとの相違点がいくつかあり、例えばB777では隣席との間の仕切りは固定式だったが、A350のそれは可動式。座席自体の形状が変わった影響もあり、展開すれば半個室といった感じ。ただ、随分動きが軽いのか、上昇のタイミングで仕切りが勝手に戻ってしまった、ということがしばしばあった。
ともあれ、時間通りに出発。そういえば、シートのリクライニングが手動から電動に変わったのも相違点。手動だと2列目以降は足元に荷物を置けるのが売り、とか聞いた気がするが、この辺の考え方に何か変化でもあったんだろうか。
余談だが、B777の初代のファーストクラスのシートは離陸の際、自動的に座席が若干倒れるような感覚があったが、A350のシートではそんなことはなかった。そのB777のシートもいつしか更新され、外見は一緒だが座席が少し固めになったりと、若干のマイナーチェンジがされている。あとはテーブルが小さくなったか。
この日は着陸前に揺れが予想されているということで、サービスが短縮気味。ベルトサインが消えると同時に食事が提供されたものの、のんびり食事をする余裕はなかった。
食事が終わり下げてもらうと、程なくしてベルトサインが再点灯。貧乏性ゆえ、せっかくファーストクラスを利用するからにはゆっくりしたいと思ってしまうが、如何せんどうにも忙しない。ともあれ、機は時間通りに札幌に到着。ダイヤ改正の恩恵か、この時間でもまだJRの快速が走っているのは嬉しい。
コスト度外視と言うわけにはいかず、ファーストクラスを利用するのは時々、という現状においては、冬場の福岡行き、もしくは沖縄行きくらい所要時間が長い便で利用するのがいいかもしれない。
というお話。