日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行雑記】ニッポン500マイルキャンペーンが終了する話(9/30搭乗分まで)


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ついにと言うか、案の定と言うか。

2020年9月現在、世界には主要な航空連合が3つ存在する。

1つはJALが加盟するワンワールドで、もう1つがANAの属するスターアライアンス。3つ目はスカイチームというのがあるのだけれど、国内に加盟会社がない関係で、あまり馴染みがない、という人も少なくないかもしれない。

そのスカイチームの主力航空会社であるデルタ航空が実施していたキャンペーンが、今回紹介する「ニッポン500」。古くは経営統合前のノースウエストが実施していたキャンペーンだった気がするが、これを統合したデルタが引き継ぎ、今までずっと継続されてきた。

どんなキャンペーンかというと、日本国内線に搭乗する際、申請フォームと搭乗券の写しを送付すれば、1搭乗ごとに500マイルが手に入るというもの。JALANAのみならず、LCCでも1フライトは1フライトとしてカウントされるあたり、大盤振る舞いと言っても過言でない。

毎年、そろそろ終了するのでは?という予兆はありつつも継続されてきたのだけれど、今回、2020年9月30日の搭乗分を持ってついに終了となった、というお話。

今年に関してはそもそも対象者が「上級会員」もしくは「クレジットカード保有者」と、以前と比べ制限が課されているうえ、ホームページの記載も独立したページが消滅しており、(今になって考えれば)徐々に縮小する雰囲気を徐々に出し始めていたのだろう。ただ、新型コロナの影響か、期中でキャンペーンを打ち切ってまで中止するのは意外だった。

個人的な感想としては、デルタはどうにも日本と縁がなかったという印象。

過去、JALスカイマークの救済では2度とも念願叶わず、今度は羽田の再国際化で枠が思うように獲得できなかったことが契機となったか、ついには成田のハブ機能を返上し、日本はただの目的地になってしまった。

ここからはまったく懐古趣味になってしまうが、2000年代初頭だから出来たような、化石のようなキャンペーンがよく続いたものだと思う。

当時はノースウエストが成田で最後の輝きを放っていた時期ゆえ、国内でシェアを獲得しようとしたのか、搭乗券の記載から何かマーケティングしたかったのか、いずれにしても、対価として500マイルというのは随分気前が良いな、と思った記憶がある。

ただ、結局今に至るまで、ノースウエストもデルタも搭乗する機会がないまま(貯まったマイルはチャイナエアラインの特典航空券に化けた)。昨今、デルタは米国本土3社のなかでは割と良い評判を耳にする機会が多いので、何が違うのか、今後機会があれば一度くらい利用してみたいところ。

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台湾→関空の片道特典航空券と交換した

ともあれ、終わってしまうこと自体は残念ではあるものの、納得というか、個人的にはよく今まで続けていてくれました、といった感じ。対象者で未申請のフライトがある方、申請は10/31締切なのでお早めに。

そんなお話。