ちょっとだけ不便になった?というお話。
JALの販売している旅行商品に「ダイナミックパッケージ」というのがある。航空券とホテルが自由に選べる旅行商品。
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時期によるものの、往復の飛行機とホテルをバラでとるよりも安いこともあり、そのうえオプションに比較的割安なものが多いので、時々利用している。
この「ダイナミックパッケージ」のうち、国内ツアーについて、今までは出発21日前までは取消料が無料だったものの、2020年9月2日以降に予約した場合、契約日から取消料が発生するようになった、というのが今回のお話。
従来の取消手数料(本体ツアー代について)は以下の通りだった。
※起算日は旅行開始日の前日。
- 21日前まで …取消料なし
- 20日前から8日前まで…旅行代金の20%
- 7日前から2日前まで…旅行代金の30%
- 旅行開始日前日…旅行代金の40%
- 旅行開始日当日…旅行代金の50%(無連絡の場合は全額)
これに対して、9月2日以降に予約した場合、21日以前でも「旅行契約解除時の航空券手数料」が徴収されるようになった。
また、20日を切ってキャンセルする場合についても、「旅行契約解除時の航空券取消料」と「従来の取消手数料」金額を比較し、いずれか大きい額が取消手数料として徴収されるようなルールに変わった。
この「旅行契約解除時の航空券手数料」というのが意外とくせ者で、往路・復路それぞれに対して発生するため、思いの外高くつく場合がある。
※こちらは「搭乗予定日」からの日数で、「1区間あたり」の金額。
- 55日前まで … 500円
- 54日前から21日前まで…2,000円
- 20日前から 8日前まで…3,000円
- 7日前から 前日まで…6,000円
- 当日(予定便出発まで) …9,000円
従来無料だった出発21日前に取り消そうとした場合、片道2,000円*2の4,000円が取消手数料として徴収されるようになる。地味にダメージを食らう金額。
もし離島に行く等で4便搭乗する場合、8,000円になるのでダメージは更に拡大する。こうなってくるとかなり痛い。
ちなみに今回の変更、どうやら旅行商品を「ダイナミック・プライシング」なる仕組みに変更した余波のようだけれど、この仕組み、利用する側にメリットがあるや否や。
尤も、ANAについても同様の旅行商品を販売していて、こちらは2020年3月31日から21日前以前でも取消料が発生するように変更されており、今回JALも同様に変更したようなかたち。
個人的にはあまり嬉しくない変更ではあるものの、決まった以上、うまく利用するしかないか。
というお話。