日時 : 2020/07/xx
泊数 : 1泊
前回の滞在記とひと続きの旅程。
(前回の滞在記がこちら)
JR九州は鉄道事業のほかにも不動産事業も多数展開していて、その一つがホテル事業。九州島内のみならず、東京や今回の那覇なんかにも出店している。
このJR九州のホテル、形態としてはビジネスホテルよりもシティホテル寄りで、こと近頃開業した各店舗はどれも比較的凝った作りになっている。今回はそんなJR九州の那覇にあるホテルに宿泊した記録。
この日もだいぶ早めに用事が済み、明るいうちのホテル到着。
ホテルの最寄り駅はモノレールの美栄橋で、駅から徒歩で5分ほど。今回は訪れていないが、ホテルから駅と反対方向に数分歩くと国際通りがある。牧志の公設市場も割と近いがどうやらこれは建て替え工事中のようで、近所に仮設の建物を建てて営業しているのだとか。
(公式サイトはこちら)
仮設の建物は見方を変えれば今だけの風景で、ある意味貴重かもしれない。ともあれ、ホテルの話に戻ると正面玄関では沖縄らしく正面ではシーサーがお出迎え。
フロントは天井が高く、琉球ガラスや石化珊瑚を加工した美術品がディスプレイされている。「東急ステイ」とは違うアプローチだが、こちらもこちらで南国らしい雰囲気。
部屋に入るなり大きな鏡があり、部屋を大きく見せている。窓も大きく昼間は明るい雰囲気。床は途中からフローリングになっていて、部屋では素足で過ごすスタイル。小規模なホテルでは時おり見かけるが、比較的規模の大きいホテルでは珍しい気がする。
居室は那覇という場所柄か、ビジネスよりはレジャー向けの設えでテーブルは比較的小さめの丸テーブルがひとつ。PC作業をするには若干手狭だが、これは致し方ないか。
枕元にはUSB端子とコンセントが1口ずつ。ベッドサイドにはベンチがあるので、携帯なんかを置く場所に特に困ることはなかった。
水回りに目を向けると、バス・トイレが分離されている作り。考えてみると、那覇エリアで浴室付きの客室のホテルというのはあまり見かけない。そもそもこのバス・トイレ分離というトレンドがここ最近出てきたものなので、ここ数年那覇で新規開業したホテルにあまり泊まっていないから知らないだけかもしれない。
洗面台は鏡の下のタイルが特徴的。ビジネスホテルだと、あまりこの辺りに力を入れているホテルは見かけない気がする。洗面台廻りは比較的ゆったりした作りで、アメニティは標準的。歯ブラシ、髭剃り、綿棒なんかがセットされている。
浴室は濃紺の壁面が印象的。洗い場用の椅子が用意されているのは気が利いていると思う。今のところ用意されているホテルは半々か、それよりちょっと低いくらい。
今まではさして気にして来なかった一方で、水回り以外の条件がほぼ一緒で、バストイレ一体・分離のホテルが両方あった場合、今や無意識に分離型のホテルを選ぶ傾向にある。何だったら1,000円-2,000円差くらいだったら許容してしまうかもしれない。近頃、気づかぬうちに選択時の浴室の重要性が上がってきている。
部屋の紹介はここまでだが、このホテルでは最上階にラウンジが用意されている。あまり積極的に説明されていないのか、さほど利用率は高くなさそう。個人的には人が少ない方がゆっくりできるので良かったのだが…。
さほど大きなスペースではないものの、コーヒーマシンが設置されているほか、沖縄関連、旅行関連の書籍を中心に用意されており、自由に閲覧することができる。
この雰囲気、JR九州のホテルが比較的得意にしているように思う。まだ記事にしていないが、大分のホテルのスパラウンジとどこか印象が似ている。コーヒー片手に夕涼み、なんていうのも素敵な時間で、何をするでもなく、しばらく外でぼーっと過ごした。
この時期の沖縄は20時近くまで明るく、時計を見て時間にびっくりした。日没近くまでテラスで過ごした後、自室に戻るなり雑用に追われ気づけば0時。何とも勿体ない気もするが、これもこのご時世らしい過ごし方か。
翌朝は早々にチェックアウトし、次の目的地へ移動。空港からは少し距離があり、利便性を重視すると選択しになりづらいが、快適性についてはさすがJR九州ホテルといった感じ。