日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】草津4号(高崎/赤羽)


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便名:草津4号
日付:2020/03/xx
区間:高崎(16:46)→赤羽(17:59)

日帰りの復路。帰りは時間に余裕があったことから、新幹線ではなく在来線の特急列車で帰ることに。改めて考えると新幹線と平行する在来線に特急列車が残っているのは珍しいケースかもしれない。

(往路はこちら) 

biketourist.hatenablog.com

往路の記事に記載した通り、上野から高崎は100kmをわずかに超える距離。こういった区間には小技があり、上野の一つ前の停車駅、赤羽駅で降りるといくらか特急料金が安くなる。

(以下、JR東日本公式サイト)
www.jreast.co.jp

具体的に計算してみると、高崎から上野は101.4kmだが、これに対して赤羽までだと91.8kmとなり、50km刻みのJRの特急料金体系では一段階料金帯が下がる。その影響でまず特急料金が410円安くなる。

これに加えてグリーン車を利用する場合は特急料金から530円が差し引かれるため、グリーン料金を追加で1,050円払ったとしても、プラスとマイナスを相殺すると上野までの指定席と比べて110円の追加で済む*1

赤羽から上野は普通列車でも2駅。普通列車はこの特急のすぐ直後を連なって走っているから、上野まで乗ろうが赤羽で降りようが所要時間はほとんど一緒。加えて、この「草津4号」は中央改札前の上野駅の地平ホームに到着するため、銀座線や日比谷線に乗り換えるのは便利な一方で、山手線なんかに乗り換える場合は駅構内を比較的長い距離歩くことになるが、赤羽駅からの後続の普通電車は上野駅で山手線に近い高架のホームに着くから、赤羽乗り換えはこの点でもメリット。

列車の高崎駅出発ホームは8番線。こちらのホーム、新幹線の高架に被っているから薄暗く、何とも独特の雰囲気。上越新幹線の駅には割とこの作りが多いようなイメージがある。いつの間にか、駅名標はSL仕様に様変わりしていた。

高崎駅 駅名標 SL仕様

SL仕様

乗車する「草津4号」は吾妻線からやって来る列車で当駅始発でない上、直前まで普通電車が停車しているから、高崎での停車時間はわずか。そういえば、いつも何の放送もなく静かに入線してくるイメージがある。

草津4号 高崎駅8番線 入線

入線

車両は地元の常磐線を走っていた頃から数えるともう30年選手で車体は汚れが目立ち、少し疲れ気味。それでも以前走っていた車両よりは大分ましな気がするが。

この日は車両中程の比較的揺れなさそうな席を確保。通勤電車のロングシートは端が良いが、特急は台車直上なんかに座ると物凄く揺れる。

スターバックス FUJI ミネラルウォーター

スタバで買った水

乗車前にスターバックスで飲み物を購入。このミネラルウォーター、海外で似たような名前の商品を見たことがあるような。良く見ると似ていない気もするが、全く影響されていないというということはないだろう。


それにしてもこの列車、行きの新幹線と比べるとえらく窓が大きく、面積にして2倍くらいはあるような印象。ちなみに2席で1枚の窓なので、上りは偶数番、下りは奇数番の座席が当たり席(グリーン車の場合)。

草津4号 グリーン車 651系 車窓

眺めは抜群

高崎を出てしばらくすると、進行方向右手に神殿のような柱の建物が見えてくる。これはラスクで有名な「ガトーフェスタハラダ」の高崎工場。梅田の阪神百貨店なんかに行くと行列ができていたりするけれど、ここ高崎では地元だけあってほとんど待たずに買うことができる。金額的にも手軽なので何かと重宝するお土産。

この状況なので現在一旦中断しているが、平常時であれば、「本社工場(高崎線新町駅近く)」では工場見学をすることができ、併設の直売所ではラスクになる前のフランスパンなんかを売っている。

(以下、公式サイト)
www.gateaufesta-harada.com

その後、しばらくは特筆するような車窓もないまま進んで、次の停車駅は熊谷。この熊谷も新幹線の高架下にホームがあり、どうにも薄暗い。

熊谷を出ると次の停車駅は大宮。グリーン車はモーターがついていないからか静粛性が高く、割と速度が出ているにも関わらず速さを感じない。速度を感じる上では、音が与える影響は比較的大きいということか。

草津4号 グリーン車 651系 車内

車内は落ち着いた雰囲気

この日、グリーン車は50%に満たないくらいの乗車率。

この時期、この状況だから、というよりは、この列車、いつ乗ってもだいたいこの程度の乗車率なので、平時並みといったところ。むしろいつもと同じくらい乗っていることに驚いた。

徐々に住宅街の密度が高くなり、高崎出発からおよそ1時間ほどして大宮に到着。新幹線は同じ区間、同じ停車駅を半分未満の所要時間で走破するから、やはり速い。その一方で、ここから先の区間は新幹線側に速度制限がかかり、あまり所要時間に差がない。この区間だけを利用すると考えた場合、地中深い上野駅の新幹線ホームから改札までの距離を考えると、むしろ在来線のほうが速いケースすらあるかもしれない。

大宮まで戻ってくるともう東京へ帰ってきたも同然で、浦和に停車し荒川を渡ると間もなく赤羽。高崎からここまで73分。新幹線と比べて30分ほど余計に掛かっているが、目的地が浦和や赤羽の場合であれば、新幹線からの乗り換え時間を考えるとトータルでは大差ないかもしれない。

草津4号 グリーン車 651系 座席

余裕の座席回り

列車は時刻通り赤羽駅に到着して乗換え。

新幹線は便利だが、たまにはこうして在来線で移動するのも悪くない。それにしても、普通に旅行ができた数ヵ月前が恋しくてならない。

*1:記事投稿当時。その後2022年3月にグリーン料金が値上げされたため現在はもう少し価格差が開いている。