日付 : 2020/02/xx
泊数 : 1泊
名古屋から移動して京都に宿泊。
実は当日まで宿を決めかね、実際に予約したのは夕方6時を廻った頃。近頃の情勢から、京都近辺のホテルはあらかた値崩れを起こしている。
ここ最近、京都はホテルが増えすぎて需給過多気味にあったから以前に比べて関西圏のホテルが取りやすいなとは思っていたが、今回は当日夕方でも京都市内で500軒以上のホテルに空室がある異常な状況。ちらほら空室があるというのならともかく、さすがに今回のようなほぼ全てのホテルが空いているという状況は久しく見ていない。
尤も、自分自身も用事があったからついでに来たわけであって、特に何も用事がなければ二の足を踏んでいたかもしれない。
ともあれ、22:30くらいにJR京都駅に到着。東京方にある地下改札から地下通路をヨドバシカメラ方面に向かうと、地下からホテルに直接入ることができる。ちなみにJRよりも市営地下鉄の京都駅の方が近いところにあり、烏丸側先頭車の先にある改札を出れば徒歩2分ほどの距離。
比較的遅い時間に到着したこともあって、ロビーラウンジは閑散としていた。
すぐにチェックインが完了した訳だが、それにしてもホテルの会員カードというのは管理が難しい。たまにしか使わないホテルのカードを財布に入れておくのも邪魔だし、かといって家で保管しておくと、いざ利用しようとしたときに持ってくるのを忘れる。もう少し何とかならないだろうか。近頃では一部のホテルチェーンで会員カードのアプリ化ができているのだから、早いところ、他のところもこの流れに乗ってほしいと思う。
余談が過ぎた。
カード認証式のエレベーターで居室階に移動したところ。京都らしく、どことなく和の雰囲気を感じるエレベーターホール。
部屋に入ってまず目につくのは窓にはまっている障子。到着したのは深夜で、勿論外は真っ暗なのだが、部屋は太陽光が射している思うほど明るい。最近部屋の明かりが暗めのビジネスホテルが比較的多いように感じるが、個人的には作業しやすい明るい部屋の方がありがたい。
後から調べるに、この日はどうやら「スーペリアツイン」にアサインされたらしい。
窓際のソファーに置かれたクッションのカバーがえらく高級そうな雰囲気を醸し出していたのだけれど、あれは西陣織かなんかだったのだろうか。もう少しちゃんと眺めてみればよかった。
南部鉄器?の鉄瓶が洒落ている。開けることはなかったが、風呂敷の中には文具等が入っているらしい。
水回りも広さは十分。アメニティ類は木箱の中に入っているのだが、一人利用に合わせて準備されていたアメニティは一人分。一人で利用するときに二人分あっても使わないからこれでいいのだけれど、その辺りを絞ろうという意識が働くほどホテルに危機が迫っているのを感じた瞬間。
バス・トイレの分離された浴室は、普段泊まるホテルではあまり見かけない丸い形の浴槽。手前側、つまり蛇口と反対側の縁の出っ張りはもたれ掛かれる枕のようなもの。
珍しい機能としては、蛇口に自動ストップ機能がついている。言ってみればトースターのスイッチのようなもので、設定した目盛りになると勝手に止水する仕組み。ホテルの浴槽にお湯を張ろうとする場合、基本的に自動湯張り機能のようなものはないから自分で止めにいかないといけないが、ちょっとベッドに横になると寝てしまうことがある。そんなものぐさには自動ストップは嬉しい設備。まあ、止めると同時に入ればいい話ではあるのだが。
シャンプーは「CⅢ TRIPLE C」というあまり聞きなれないもの。後から調べてみると、ペリカン石鹸のブランドらしい。ペリカン石鹸というとアーモンドの香りが個性的な「PROVINSCIA」のイメージが強いが、これはGREEN TEAの香りだった。
特に翌日の予定を決めるでもなく、だらだらしながら就寝。翌日は朝起きてみると予想外の展開が待ち受けており、慌てて宿を発った。今回の価格でまた泊まれるなら是非リピートしたいと思うけれど、元の価格に戻ったら違うところを試したくなってしまうかなと思う。
そんな滞在。