日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】成田シャトルWK117便(大崎駅西口/成田空港第2ターミナル)


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便名 : WK117
日付 : 2020/02/xx
区間 : 大崎駅西口(16:00)→成田空港第2ターミナル(17:30)
乗車クラス : 普通席(座席定員制)

2012年頃、航空業界のLCC誕生に呼応するように空港行きのバスで突如始まった価格競争。つい先日「TYO-NRT」に生まれ変わった、「アクセス成田」や「東京シャトル」なんかが開業したのもこの頃。

両者とも当初は一日数便しかなかったのだが、今や本数は300便近い。東京駅からはバスが10分おきに出発しており、しかもどの便も満席近くの乗車率。それまで空港バスと言えば白地にオレンジのバスのイメージが強かったのに、それを一気に塗り替えてしまったあたりこの路線の影響力は凄まじいものがある。

そんな低運賃空港バスにも実は亜種が存在するのだが、それが今回乗車した「成田シャトル」。「成田シャトル」というネーミングでは空港とどこを結ぶ路線なのかよく分からないが、品川から山手線で渋谷・新宿方面に1駅進んだところにある大崎駅と、成田空港を経由して多古町を結んでいる。

本数は片道あたり20本以上設定されており、朝5時台から深夜25時まで時間1本以上の便数が出ている。運行会社は京成バス・千葉交通の他、WILLERが入っているのが特徴的。この日は成田から国内線を利用する予定があったので、大崎駅から利用することにした。

そういえば羽田の新着陸経路の運用が始まり、大崎駅上空も飛行機が飛ぶように。すっかり忘れていたけれど、いざ飛んでくるとおお、という感じ。

大崎駅上空 着陸機

新鮮な光景

バス乗り場は大崎駅南口からThinkPark方向へ向かった先にある。大崎駅は橋上駅舎で、改札口は線路に平行向きの北口、南口しかないが、バスターミナルは「西口バスターミナル」を名乗っているので若干ややこしい。南北どちらからもアクセス可能だが、気持ち南口のほうが近い。ともあれ、駅からバスターミナルまでは徒歩で5分もかからない距離で、出発10分ほど前に到着。

大崎駅西口バスターミナル

大崎駅西口バスターミナル

まだ記事にしていないけれど、しばらく前にこちらから個室タイプの高速バス「DREAM SLEEPER」に乗ったことがある。バスタしかり、大崎駅しかり、ここ数年で都内はバスターミナルの整備が進んで、高速バスは大分乗りやすくなった気がする。

乗り場に着くと、ちょうど乗車改札をしているところ。バスは時間に合わせて着車するではなく、前の便で到着してずっと留まっている模様。バスがいるからといって常時乗車できる訳ではなく、時間が来ると改札が始まる。

大崎駅西口バスターミナル

液晶完備

この路線、出発の20分前まで予約ができ、加えて24時間前までは割引料金がある(普通運賃は1,300円、割引運賃は1,000円)。今は期間限定でキャッシュレスで5%還元を併用して享受できるそう。

往路はともかく、時間の読めない長距離国際線で東京に帰ってくるときなんか、成田に着いてからの交通機関の予約なんかはできればしたくない。そんな心情を汲んでか、この路線は乗り遅れてもキャンセル料がかからず全額返金。未だかつてそんな運賃規則の路線は他に聞いたことない。

(時刻表その他詳細については以下公式サイト参照)

travel.willer.co.jp

この便の運行会社はWILLER。

高速バス 成田シャトル WILLER

オーソドックスなWILLER色

乗り込むと、車内は長距離路線でも使用されている「RELAX」タイプの座席。WILLER運行の便のうちの何便かはこの仕様の車が配車されている。ただ、すべての便がこの仕様ではなく、多くの便は通常の4列シート。座席自体はとても快適だが、シートの仕切りが動かせないから、大柄な人は少し座り心地が悪いかもしれない。

成田シャトル WILLER 座席 RELAX

座席

しばらくすると出発。乗車率はどんなものかと思えば、2人掛けがそれぞれ1席埋まる程度の乗車率で、思ったよりも沢山乗っている。

車は大崎駅から五反田、2号目黒線、都心環状、11号台場線を経由して湾岸線へ出て、その後東関東道から成田へ向かうルート。

成田シャトル 車窓 お台場

レインボーブリッジ上からお台場

大崎駅から成田空港への所要時間は約90分。ただ、五反田辺りの交通状況が悪く、首都高に乗るまでに20分近くを要した。これだけ掛かれば空港到着はいくらか遅延するかと思いきや、元よりこの程度の渋滞は織り込み済のようで、結局20分ほど早着。ダイヤには大分余裕を持っているらしい。

乗車した頃は冬至から1ヶ月と少しが経ち、だいぶ日が長くなってきた。17時を廻ってもまだうっすら明るい。

成田シャトル 成田空港

だいぶ日が伸びてきた

大崎はお台場や渋谷、新宿、横浜方面に一本で行けるので、その存在感の薄さの割に思いの外便利。

ここまでバスの本数が増えてくると、近年の房総方面の特急列車よろしく、成田エクスプレスの本数が減ってしまいやしないかと心配になってしまうが、ここ最近の訪日客の増加を考えればきっとまだ足りないくらいなのだろう。新型コロナウィルスの影響がどこまで及ぶかわからないけれど、しばらく空港バス磐石の体制は揺るぎそうにない。

いずれにしても、一連の騒ぎが無事終息することを願うばかり。