何を持って行って、何を諦めるか。
ルートが決まれば、次は荷造り。色々持っていきたいところではあるけれど、持てば持つほど自転車が重くなる。
平坦なところなら、動き出せばあとは転がるのみだけれど、いざ登り坂に差し掛かったとき、荷物が多ければ多いほど自分を苦しめることに。
ならば、何を持っていけばいいのか、というのが今回のお話。
最近はミニベロなので、鞄は写真のリュックひとつ。ツーリングバイクなら、パニアバッグを装着すれば、もっと色々持っていける。
思い返すと、近頃では以下のようなアイテムを持っていっている。
- 必須の持ち物
- 予備のチューブ
- 携帯空気入れ
- 簡単な工具(六角レンチ等)
- 着替え
- ヘルメット
- 軍手
- 簡易的な食料と水分
長距離を走れば走るほど、色んなところを通って、色々な想定外に出くわす。タイヤのパンクなんか日常茶飯事なので、チューブは複数本持っておくのがおすすめ(チューブもなく、山の中でパンクなんかしようものなら絶望)。もちろん、空気を入れるための空気入れも必需品。
いわゆるスポーツ自転車の類は、六角レンチさえあれば簡単な整備はできる。なので、パーツにあったサイズの六角レンチも忘れずに。
着替えは鞄の大きさによるけれど、荷物になるので私の場合は概ね1日分くらい。宿に着いたらまず洗濯をして、その間に食事をして、帰ってきたら寝る、といった感じ。
ヘルメットは言うまでもなく、軍手はサイクルグローブの代わり。夏場なんかは特に、汗でグローブがすぐダメになるから(しかも結構高い)、コンビニで安価で買える軍手で代用している。チェーンのトラブルのときもそのまま触れるし、最悪捨てればいい、というのは気楽。素手は転んだときが危なすぎるのでNG。
あとは簡易的な食料と水。
自転車は思いの外カロリーを消費するから、定期的に栄養補給が必要。ハンガーノックに陥るとビックリするくらい目に見えて走れなくなる。カロリーメイトとか、ゼリー飲料を常に持っておくのがおすすめ。
水は何だかんだ常に鞄に1Lくらい入っていて、飲んでも飲んでも喉が乾くので、真夏なんか1日10L近く飲んだ日もあったような。個人差あるものの、私の場合食費(飲み物含む)が一日約3,000円くらい。
最低限の必須アイテムとしてはこれくらいか。
ちなみに北海道なんかだと、ある程度の規模の街でも自転車屋は1軒もないことがあるので、出発してからも、必要な部品は見つけたら都度買うのが安心。
- あると便利
- 雨具
- 輪行袋
- 小銭と千円札
ここ数年、夏はゲリラ豪雨に見舞われることがとても多い。なので、ほぼ必須に近いけれど、必ず持っていかなければ、ということでもない。私の場合はゴアテックスのマウンテンパーカーだけ鞄に入れている。
輪行袋はルート次第。近場なら必要ないけれど、遠方に行く場合は、使う予定がなくても入れた方が安心。もしかすると、途中でリタイヤして、電車で帰ってくる可能性もなくはない。
小銭と千円札は実体験によるもの。特に山奥なんかにいったときに、目の前に自販機があるのに小銭も千円札もない、となると、水分補給ができなくなってしまうので、これは持っておいた方が吉。
とりあえず、これらアイテムを揃えれば、最低限走って帰ってくることはできるはず。事前の準備で、楽しい自転車旅行を。